北穂高岳

涸沢から見た夕刻の北穂高岳(^_-)-☆
涸沢から見た夕刻の北穂高岳

 ルート:上高地-横尾-涸沢(泊)-北穂高岳(泊)北穂高岳-涸沢-横尾-上高地 (山小屋泊)
■登山日:
'00年7月29日〜7月31日

■天候:
29日 上高地-横尾-涸沢:晴 
涸沢に近づいて曇、小雨

30日 涸沢-北穂高岳:晴 北穂高岳山頂:ガス(昼から夕方まで)

31日 北穂高岳-涸沢:晴 涸沢-横尾:曇時々晴 横尾-上高地:曇一時小雨

(28日の時点で台風6号は九州南部にあり、西へ向かうという予報だったが実際には31日までほとんど動かず九州西部に居座っていた。)

■目的:花の咲き始めた北穂沢を歩く。北穂高岳からの槍ヶ岳の姿を目に焼き付ける。
 

【概略】
  20年ぶりもしくは30年振りなどと言われるほど2000年の山は残雪が多い。
登山道の雪が消えるのも花が咲き始めるのも3週間ほど遅れているそう。
花が咲き出すのを待って、北穂へ登った。
上高地には秋にしか来たことが無く、涸沢も秋(しかもそのときは雨)にしか来たことが無い。
涸沢から上に登ったことも無い。ということで夏の穂高に初山行の報告記である。
【29日 上高地-横尾-涸沢】
  上高地8:50頃発 河童橋は観光客でいっぱい、この時間に既に穂高の峰は雲の中。
徳沢周辺から横尾の林間の道にはウバユリがいっぱい咲いている。
横尾で昼食、涸沢に近づき、沢のそばを歩くところで短い雪渓が2箇所あり。
更に涸沢に近づくとキバナシャクナゲが咲いている。
【涸沢】
  雪が多く残り、涸沢ヒュッテから屏風のコル方面のパノラマコースは通行禁止。
涸沢ヒュッテ先から奥穂高方面のパノラマコースは雪で道が不明瞭で、
奥穂へは涸沢小屋から行って欲しいとのこと。 北穂高岳への登りで奥穂高岳を望む
【30日 涸沢-北穂高岳】
  涸沢小屋そばのヘリポート横から北穂沢沿いに登って行くが、
北穂沢は雪がいっぱい。一部雪渓上を歩く。
雪渓を歩いた先で道がわかりにくい箇所有り。
先行していた人が登山道ではない沢に入って、落石を起こしていた。
  最初にも述べたように、雪解けが遅かったため花が咲き始めたのも遅いようだ。
北穂へ登る途中で見かけた主な花は次の通り。
  ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲは多く見かける。
  その他、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ割と多い。
  ハクサンフウロは疲れ気味、クルマユリ数ヶ所、クルマユリのつぼみは多く見かけたの今後が期待できる。
【30日 北穂高岳 頂上-北穂小屋】
  頂上直下の北穂沢源頭に雪渓有り。高度感有るが通行には支障無し。
頂上に11時前に着くが、既にガスが濃く展望は全くきかず。
(登る途中にすれ違った人には「今朝は7時半までしか槍が見えなかった」と聞いた。)
ガスが濃く、寒い位なので昼食を食べさっさと北穂小屋の部屋に入る。
1時過ぎに上空に青空が見えたので外へ出ると、1時半頃に槍の穂先が見えた。
そばにいた人と「見えた!」と喜ぶ。
しかし、槍が見えたのは次の日の朝7時までの間でこの1回きり。
この日は夕方までガスが取れても南岳まで見えるにとどまる。
それでもガスが流れると大キレット・飛騨泣きという南岳への縦走路が見えるので
北穂小屋の水タンクのあたりに夕食までいた。
夕方は風が強くなり、寒いのでTシャツ+長袖シャツ+レインウェア上着。
夕方のガスの中にいたら、服や髪は露が付いて濡れていた。
【31日 北穂高岳 頂上】
夜中じゅう風の音が聞こえた。朝3時前に外に出ると、上空は晴れて星が見えるが、
自分の目より低いところには雲が多い。見えるはずの山は皆、雲に隠れているようだ。
やはり寒いのでTシャツ+長袖シャツ+レインウェア上着。
頂上に登ると更に風が強い、見える山は北穂の南峰のみ。
太陽が昇ってくるが、雲が多いまま。ガスも濃いのでブロッケンが見える。
滝谷方面の写真を撮ろうとレンズを向けると、吹き上がってくるガスでレンズに水滴が付いてしまう
朝食を取り、6時を回るとガスも少なくなり、涸沢の小屋や南岳、西の笠ヶ岳方面も
時折見える。北穂からは常念岳は結局一度も見えない。
【31日 北穂高岳-涸沢】
  槍をもう一度見たかったが涸沢へ向けて下山する。
Tシャツ+長袖シャツ+レインウェア上着のままだ。
南陵の下まで飛騨側からの風が強い。
南陵から離れると日も射しているのでTシャツのみでOK。
下りる途中、2・3回、涸沢カールの上の方から雪崩らしい音が聞こえた。
上空は晴れているのだが、南陵を降りた頃には奥穂・前穂は雲が覆ってきた。
【31日 涸沢-上高地】
  涸沢に近付くと更に雲が上空まで覆う。涸沢のカールの下の方では小学生らしい団体がスキーをしていた。
横尾を過ぎると、時折小雨が降る。
河童橋ではやはり穂高は雲の中なのでさっさとバスに乗る。

今までの山行で雨に降られた時間が一番少なく、
北穂ではまあまあの展望を得られたので満足できる山行であった。

【山小屋情報】北穂高岳 北穂高小屋:水は宿泊者にはタダ(売店で容器を渡すと入れてもらえる)。 お湯も朝 受付で容器を渡すともらえる。宿泊者以外には売店にて1リットル200円で販売。
食堂は昼食時の11時から1時まで営業。生ビール、ジュース、土産物を販売する売店は朝5時から夕方の夕食時まで営業。

お勧め登山地図:トレッキングマップ 北アルプス 上高地・穂高岳
1/25000の地図に水場、鎖場の位置などが表示されている。裏には上高地の詳細図など、「高山植物の手引き」という付録付き。
このトレッキングマップには「上高地・穂高岳」から「白馬岳・唐松岳」まで6つのシリーズ有り。

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